TECHNOLOGY

溶接技術

OUR TECHNOLOGY
当社の溶接技術について

50年以上の実績と信頼

木村溶接工業には、高層ビルや複合施設の建設にかかわる溶接加工において、50年以上にわたる確かな実績と信頼があります。使用する各種金属の特性を的確に把握した上で溶接を行い、溶接部の強度、疲労寿命、耐食性の評価を重ね、必要に応じて都度設計の見直しを行う。その後、品質のばらつきを確認して適切な溶接条件を設定し、安定した高い品質の維持・管理を目指しています。このような地道な取り組みによって高度な技術力を培い、現在の世代まで繋いできました。

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TRAINING RANGE
訓練場について

自社の倉庫を
溶接訓練場として活用

延床面積390平方メートルの事務所・倉庫を改造し、ワイヤ・トーチ類などの倉庫として活用するとともに、若手技術者の育成や資格取得のための訓練、そしてAW検定試験場や個別の現場溶接の施工試験も行っています。

社員は仕事の隙間時間に溶接の練習をすることができるので、技術の習得にしっかりと時間を使うことができるのです。

BASIC OF TECHNOLOGY
溶接技術の基本

溶接姿勢

①下向き姿勢

「下向き姿勢(したむきしせい)」は、材料が床など作業者より下の位置にある状態で、継手に対して上から下に向かって作業を行います。自然で作業がしやすい、技術的にももっとも簡単な溶接姿勢です。初心者が最初に覚えるべき溶接の基本姿勢と言えるもので、溶接記号の末尾に付いた「F」の文字は、下向き姿勢で溶接することを指示しています。

②横向き姿勢

「横向き姿勢(よこむきしせい)」は、材料が壁など作業者の前にある状態で、継手に対して横方向の平行移動で作業を行うものです。下向き姿勢・立向き姿勢よりも技術的な難易度が高くなります。ビード(溶接による盛り上がり)を重ねる多層盛りを行いますが、上部がへこんでしまうアンダーカットや、反対に下部が盛り上がりすぎてしまうオーバーラップに注意しなければなりません。溶接記号の末尾に付いた「H」の文字は、横向き姿勢で溶接することを指示しています。

③立向き姿勢

「立向き姿勢(たてむきしせい)」は、横向き姿勢と同様、材料が壁など作業者の前にある状態で、継手に対して縦方向の垂直移動や斜め移動で作業を行うものです。一般的に用いられることが多い下から上への溶接は「上進」・通称「カチ上げ」、階段の手すりなどに対して用いられる上から下への溶接は「下進」・通称「流し」、「カウン」と呼ばれます。いずれにおいても、溶接棒やトーチが不安定になりやすいため、下向き姿勢に比べると技術的な難易度が高いです。溶接記号の末尾に付いた「V」の文字は、立向き姿勢で溶接することを指示しています。

④上向き姿勢

「上向き姿勢(うわむきしせい)」は、材料が天井など作業者の頭上にある状態で作業を行うものです。常に上を向くという作業者にとって不自然な姿勢を続けることになり、重力の関係で継手の溶け込みも浅くなりがちであるため、難易度が高いです。また、「半自動溶接」や「被覆アーク溶接」は非常に高度な技術が求められます。溶接記号の末尾に付いた「O」の文字は、上向き姿勢で溶接することを指示しています。

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